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高齢者の国

     作者お吟は高齢者となった親と同居しておる。  お吟もタカ爺も言わずと知れた若者ではない。 近所隣りを見回しても、かつてのように簡単に若者を見かける状況ではない。 本当に高齢者の多い国になった。

     お吟は時々クリニックに付き添ってゆく。 ある時お吟は、親の診察が終わったところで医師に呼ばれた。  何か重大な話があるのかとドキリとしたが、聞けばちょっとした食事の注意だけであった。 えっ、それを言うために私を呼んだの?と、意外に思った。 それは診察で本人了解済みの内容である。

     その時少し雑談したが、どうやら医師がお吟に本当に言いたかったのは、しっかり看てあげてね、ということらしい。 そのように言われても、お吟は自分に対するこれまでの経緯があるのだと同情を誘ったが、医師にうまく説得され、お吟は仰せの通りにと引き下がった。 お吟なりにも感じ方があるので、どうやら仏になりきれそうもないのじゃ。

     結局、人生修業であると自分に言い聞かせるお吟であった。 誰でも歳をとる。 深く考えずに一歩づつ。 いずれ親を失い、最後に残ったお吟は、グループホームも順番待ちの状況で、自分自身の身の上を考えると不安はあるが、今やれる事をやっておくという、いつもの結論であった。 こだわりを無くすことがストレスをためない絶対条件であるからのう。
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マドンナお吟

Author:マドンナお吟
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