スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

経済対策

     最近の日本は、インフレ、増税の恐怖に目が離せない状況である。  めまぐるしい社会の変化には、タカ爺もついて行けない気がしている。 強烈なインフレになったら一部の大金持ち以外大変なめに合うだろう。 得意の占いで解決策が出るわけではなかった。 増税に苦しむ日本人の姿を占いで読み取るだけだ。31  


     そのインフレに手のうちようが無いのだから仕方がない。 戦後のインフレを思い出し、日本で戦争が起きるとは思わないが、「戦争」を占ってみた。 なんと「日本への攻撃」と「混乱」という結果が出たが、通常の戦争ではないのではないか。 災害による被害も含めて何かが襲うようだが、これは一体どういう事だ。63  


     タカ爺は、自給自足の能力をいくらか備えている。 しかし、地方にでも住まない限り自給自足をするのには条件が必要である。 ある程度の文明の力が無ければ自給自足で生き延びるのは難しい。 無人島に住んで全て一からやるのではないので、無理に社会と隔絶する必要は無いのだが・・・ 占いの結果、タカ爺は地域紛争による難民が人の事ではないような気がしてきた。  難民になる準備でもしなければならないのか・・・ 113


     凄いスピードでグローバル化が進む中、英語は国際社会の中で、緊密に意思疎通を図り相互の理解と平和の発展を遂げる為のコミュニケーション手段とされている。 しかし、タカ爺は英語を話すのは経済難民になる時の準備になるのではないかと思った。 首をかしげたくなる経済対策だが、英会話テキストを眺めるだけのタカ爺であった。91

スポンサーサイト

飲み友達

     タカ爺は行きつけの飲み屋に出向いた。 ささやかな楽しみである。 店で知り合った若者の名は株吉で、彼はタカ爺のグラスにビールを注いだ。 中国では建設ラッシュが続き、アルミや鉄不足など株価の話題になった。14


     株吉は、今は金(ゴールド)を持つのが良いと言う。 どこからか仕入れた情報だろうが、預貯金の時代は終わりお金がお金を生む時代だと考えているのだ。 彼は株田町のニュースには詳しい。 絶対に上る株でも見つかるとよいが、株吉の情報は当てにはならなかった。 それというのもタカ爺は株吉の話に乗って「確実に上がる」と言われて買った株が下がり、倒産の噂まで流れ、結局損切りしたことがあるので、もう本気にはしないつもりだ。42 その時は株吉が非常に詳しかったので、タカ爺はついその気になった。


     また話に乗れば繰り返しになるかもしれないので、それは避け今では話を聞くだけだ。 「金の延べ板でも庭に埋めておいたら良いですよ」と真剣にもち掛けている。 「それは良い考えだ。 ここ掘れワンワン、愛犬ロミーが掘り当てる場所を教えてくれたら良いのだが・・・ 麻薬犬ならぬ、金塊犬になってほしいものじゃ」と言ってタカ爺は笑った。52


     なるほど、金塊犬か。 良い考えだ。 株吉は、情報を提供しているつもりだったが、うまい考えだと真剣になった。 ロミーに金を探し当てさせたら、御馳走を振る舞いうまくタカ爺に中国産ドッグフードを与えるのだ。 タカ爺の毒気を知らぬ浅はかな株吉だった。49

特技

     タカ爺は演歌も好きだが、ジャズも好きである。 演歌を聞きながら日本酒や焼酎、ジャズを聞きながらウイスキーをたしなむのは至福の時である。 飲みすぎないよう注意しているが、つい飲みすぎてしまう。280 


     程よい所で辞められる良い方法はないか。 そこで、一般的な発想で奇抜なアイデアではないがいつもの自家製の魔法の水の登場だ。 お酒と一緒に飲んでいると、体外離脱が可能になった気がする。 この体外離脱はトカゲの尻尾切りが影響したのか・・・ 普通なら、それが出来れば事件解決に一役かうところだが、タカ爺の場合それほど高尚なパワーはない。 507


     スーッと意識が身体から抜けて浮き上がったかと思おうと、凄いスピードであちら此方と散歩できるだけだ。 タカ爺は精神修養が出来ていないせいか、散歩止まりである。 宇宙を超えるようなそれほど変わった場所には行かれないのである。 残った身体は、飲んでコップを手にしたそのままの姿で固まっていた。 354


     タカ爺は、もう少し若かったら感動が大きかっただろうが、グルリと飛んできて思う事は、人間のやる事は似たり寄ったりだということであった。 欲がらみの事は体験済みである。 タカ爺はまさか自分が時々死かかっているのではないかという疑問は持たなかった。275  

美と健康

     占い師といえども客商売。 タカ爺は美容と健康に気遣いながら生活習慣に気を配るようにしているので年齢の割りに肌のツヤは良い。 勿論自家製の青汁の効果もあるが、若い頃は、身体を動かしていたという理由もある。91 


     実は競輪選手を目指していたことがあった。 事故で断念したが、その後色々な仕事をした。 結局タカ爺は、雇われずに生きる道を選び現在の占い師になった。 一見私利私欲がなさそうだが、実は欲の塊である。 特に若い時のタカ爺は、虎視眈々とチャンスを狙っていた。61 


     栄養サプリにこだわるのはほかにも理由があった。 昔、新薬開発の為のアルバイトをした事がある。 新薬は動物実験を繰り返し、人間に使えるとなったら販売前に健康な人に投与して実験するのだが、タカ爺はその実験台になった事がある。 血圧を測ったり血液を調べたり市販するからには慎重に調べる。 このアルバイトは短時間で高収入の得られたので、タカ爺はこのバイトで経済の危機的状況を救われた思い出がある。 当時は若くて健康そのものだったので、あのような無茶をしても何ともなかった。 今は健康に感謝している。  せっかくのグルメ豊食時代に思いっきりの贅沢をしたいが・・・  日常は、豆腐、野菜、肉、魚などバランスの良い食事を心掛け、健康にはこだわりがある。281 


     だからこそタカ爺は媚薬の開発に精を出し、生きた美と健康の証明でいたい。 美肌を保っているのはストレスを貯めない性格もある。 時には自転車に乗ってカラスの捕獲をやるが、「アーアー」とあざ笑うかのような声を聴くと、タカ爺は目尻にカラスの足跡をわずかに刻むのだった。 37

激動の時代

     タカ爺は激動の昭和の時代を生きた人間だ。 社会の激変に合わせて非常に柔軟性のある世代の一人である。 舗装されている道路が珍しい頃もあったが、マイカーブームはあっという間に去り、グルメ、海外旅行など珍しくなくなった。 国内より海外旅行の方が安くなるときもある。1 


     そして、コンピュータの広がり。 タカ爺はどちらかというと、コンピュータ関連は苦手でゲームもあまり良く知らないが、この変化は大変なものだ。 この成熟した社会は今後どう変化していくのだろうと思った。 今度は宇宙の時代になって、一般の人が宇宙へ行く時代だ。 推測して言われているので無意識にタカ爺もそう思った。118


      ところが占ってみると、「企業買収」や「温泉旅行」を思わせるような結果だ。 宇宙どころか国内旅行が息を吹き返すとはタカ爺は意外に思った。 これは円安が続くという事なのだろうか・・・ 予想外の結果に、突然タカ爺は子供の一時期過ごした田舎暮らしが懐かしくなった。 便利になりすぎて自然回帰、という考え方もある。260 


     昔は狸を捕まえた事があった。 今では取らぬ狸の皮算用の生活である。 札束に化ける狸でも飼えると良いのじゃが・・・それより、海外に出なくてもアニータが大勢進出してきて完全に国際化し、温泉旅行を楽しむという意味なのか。 これからの人は気をつけた方が良いという警告かもしれぬと、タカ爺はにんまりと笑った。 264

不思議な客

     不思議なオーラを発している女が来た。 彼女はエネルギッシュだが悩みはある。 この前に来たばかりなのにまた来た。 占いの当たりはずれや言われる事を楽しみにするレベルを超えて、占いに病み付きになって頻繁に現れる。 自分の気に入った答えを聞き出すまで足を運ぶ感じでしょっちゅう来るのである。184 


     普通、占いを参考に生活態度に気をつけるのだが、それが理解できないのか必要以上に頼りにしている。 重大な心配事でもないのに小さな事をそれ程細かく言う必要はないはずだが・・・ 彼女はありふれた職場の悩みなど、友人や親しい間柄で話す内容までこちらに持ちこんでくる。238 


     趣味を持つ提案も、タカ爺は趣味を選ぶ方向性を示す事は出きる。 例えばスポーツを上げると、本人が自分の置かれた条件を考えて可能なものを選ぶが、それも占いで細かく聞くのだ。 どうしてこんなに依存するのだ。 占い師でなくても良いアドバイスはこれまでに随分あっただろうに。 仕事とはいえ、タカ爺はあきれた。 彼女は気が強いだけに、あまりの些細な質問にタカ爺は腹立たしくなり、最近は辟易していた。5


     実際には良い忠告を採り入れないというより、勘違いが多いので占っても無意味であった。 ところが突然彼女が来なくなった。 今、彼女は精神療法を受けてそちらで救いを求めていた。 久しぶりに彼女を見かけたが、勇ましく困難と戦っている様子は変わりなさそうだ。 彼女は相手を不快にする言葉が多いので、明るい性格だが自分で不幸の種を蒔いていた。 いつになくタカ爺は無力さを感じた。 残念だが彼女を救い出せるのは彼女しかいない。 6

疫病

     ペロリン国は不気味な国であった。 約十年に一度疫病が流行るのだ。 疫病が流行るとただでさえ静かな国が、通りには人っ子一人いなくなり動きがパタリと止まる。 大勢の人が押し寄せる市場も閉ざされた。 国交がないので商品は少ないが住民にとって限られたショッピングセンターで、いつも賑わう場所だがどこにも人はいない。 船の出港も、乗り物の動きも無くなるほどだ。251


     疫病に関しては言い伝えがあり、外国人をいけにえを捧げると疫病は十年間流行らないというのだ。 国民は他国の報復を恐れると同時に、信憑性はないと考えていた。 偶然の一致かもしれないが、言い伝えの通り、疫病の流行が十年に一度なのは確かである。513


     実は国王は、疫病を恐れて国民には知らされていないが、いけにえを捧げていた。 国民を守るためでなく、自分が疫病の恐怖にさらされるのが嫌だったからだ。  王は花を供え、先の割れた舌をペロリンと出して杯を酌み交わし聖なる儀式がひそかに行われていた。 タカ爺は妻も子も無い。 残された人生も長くは無い。 何も知らないタカ爺は、なぜかペロリン人と遭遇してしまうのは偶然だろうか。 タカ爺が最近頻繁にでくわすペロリン人が日本にやってくる目的の1つは、いけにえ探しでもあった。380


     タカ爺は体が大きい方ではないが、適度にアルコールをしみ込まされて結構良い条件を備えている。 むしろいけにえになる事は最初で最後の人助けと言っても良いのだが・・・ しかしタカ爺自身がウイルスであることをペロリン人は知らない。 476

少年のまなざし

     若い時は長くは続かない。 季節は何度も巡るが、若さはめぐっては来ない。 キャンバスの中に、シルクの肌をしたまばゆい美少年がいる。 悪意の無い衝撃的な輝き。 だから、まぶしくて目が見えないではないか。 春の訪れを待つ蕾のような可憐な少年。 その少年のまなざしに、吸い込まれるような感動を覚える。 純粋な魂の表現そのものだ。205


     誰でもこの絵の前で身動きせず、微笑を浮かべてその場に立ちつくすだろう。 少年のまなざしが、あまりにも美しすぎる。 心が洗われる思い。 忘れかけていた感動。 無欲と美。 「良い絵だ! 最高傑作だ」と言う人は大勢いるはず。 国宝級の絵だと絶賛する人も居るかもしれない。 見れば見るほど、心を奪われる。 大胆なタッチで繊細な部分を併せ持つ画家の情熱を伺える。365 


     その情熱を傾けて絵筆を走らせた絵の端には小さくサインが入っている。 読みにくいが誰だろう。 な、な、なんと、占い師タカ爺のサインだ。 確かなのか? 目がかすんで見えないのか? コンタクトがずれたのか? それは、間違いなくタカ爺の描いた自画像で、絵の中で永遠に若い彼自身であった。 タカ爺は意外に破壊、美、創造、調和の芸術的センスはある方で、多感な少年時代に描いた作品だ。 自己満足に慕ってみたいという衝動にかられ、古いこの絵を物置から見つけ出した。487 


     改めて見ると、いつになくタカ爺の気持ちは感傷的気分で高ぶった。 この作品を残す事ができた喜びと懐かしさ。 逃げた女房がここに居たら、ナイフを突き刺しズタズタに切りつけていたかもしれなかった。 それとも火をつけて燃やしていたかもしれなかったのだが。293

悲劇

     タカ爺は最近犬を飼っている。 「おいで、ロミー!」と呼べばすぐ来る賢い犬。 偶然となりの老婆も綺麗な犬を飼っていた。 両家は反目しあっている。 両家の間に木があり、タカ爺は時々そこに愛犬ロミーを繋ぐ事があった。 木のまわりを二匹はうろついていたりして犬同士は仲が良く、じゃれあっていることがある。351 


     タカ爺は二匹を引き離したほうが良いと考えていた。 残念だが、犬をめぐり飼い主の間で何かトラブルになっても面倒だと思ったからだ。 犬達は僅かな隙を見つけて逃げ出すと、どちらからともなく行ったり来たりしていた。 293


     その夜は美しい星空で肌寒いがすがすがしい空気、タカ爺のロミーは隣のジュリーと夜露に濡れて二匹並んで歩いていた。 運命が残酷であると感じ「あなたは何故ロミーなの」と嘆いていたのだろうか。 ロミーとジュリーは、時間をずらして服毒自殺の計画こそしなかったが、木の傍に戻った二匹は満月に向かって吠えていた。 「騒がしいな」声を聞いたタカ爺は外へ出て二匹を見つけた。 「そっちへ行っては駄目じゃ」と、ロミーをしかりつけ頭をコツンとたたいた。 ついでにそばにいたジュリーの頭も、コツンコツンとたたいた。 ちょうど叩いているところへ隣の老婆が現れた。 26


     運命のいたずらか二人は引き合わされた。 「ああっっ!」 まさか処刑されるのでは・・・これはシェークスピアが表現した以上の、運命の悲劇、運命のいたずらだとタカ爺はおののき悲鳴を上げて夜露と冷や汗でグッショリ濡れるのだった。294

プロフィール

マドンナお吟

Author:マドンナお吟
年齢不詳で正体不明

フリーエリア
クリックしてね!

リンク
最新の記事
 
RSSフィード
FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

FC2カウンター
FC2アフィリエイト
FC2BLOG
最近のトラックバック
過去ログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。