スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

秘密

     家庭菜園をするタカ爺は生ゴミを肥料になるので庭に埋めていた。 おかげで、肥沃でサラサラした良い土になった。 すると、ミミズが増えて土は更に良い土になっていった。 ミミズは役に立たないと思われがちだがそれは違う。 この循環は悪い事ではなかった。 22


     これなら良い人参ができるし、美味しい特製ジュースも造れる。 ゴミを増やさず環境に優しい。 タカ爺は穴を掘りながら、「王様の耳はロバの耳!」という童話を思い出した。 絶対に話してはいけない秘密を守る為に、地面に穴を掘ってそこへ秘密を訴えたら、春になってその噂が風に乗って流れたという話しである。34 


     タカ爺は、怒りや憎しみを人にぶつけるわけにはいかないので、生ゴミを埋める時に一緒に負の感情を埋めた方が良いと思った。 不満や恨みなどは葬り去るのが良いだろう。 しかし、すぐにその考えは捨て、葬り去るのではなくて再生するつもりで処理する方が前向きだと思った。 218


     そこでタカ爺は生ゴミを埋めるとき、「占いは良く当たる!」と声を出して埋め土をかぶせた。 これでワシの占いの宣伝になったら良いのだ。 うららかな春になり、木の芽が成長する頃、風に乗ってタカ爺の占いの評判が広まるのを期待するのであった。 独特な香りを伴って、タカ爺の希望は宙に舞うのである。 48

スポンサーサイト

水晶の不思議

     タカ爺は宵越しの金は持たない、そんな感じで若い時は自由に過ごしていた。 今はそんなことはしていない。 家の中を見まわせば、一通り何でも持つようになっていた。 今は、捨てずに取っておくくらいだ。 

     ゴミ屋敷を想像するかもしれないがそこまでには至らず、少ししまいこむ程度である。 取ってある物は、僅かなコレクション、置物、骨董と色々だ。 タカ爺は昔大きな水晶玉を買ったのを思いだし、探し出してみたら思っていたより立派な物だったので嬉しくなった。 水晶占いをするのではないが、占いの仕事に役立ったら幸いである。 丁重に水晶を磨いた。 

     透視できるようにと、暗示にかかるくらいの願いを込めて暫く覗いていたら、光が反射してクリスマスツリーのような物が見えた。 良く見るとそれは何処にでもある都会の飲み屋街だ。 タカ爺は懐かしい気持ちで飲み歩いていた頃を思い出した。 「ネオンが綺麗じゃ」 次に会った事のない元気な子供達の顔が数人浮かび上がる。 「一体何処の餓鬼だ・・・」 次にその面影を残した大人の顔が見えたが、どうやら成長したさっきの子供達のようだ。 未来有望な若者の顔であった。 やはり見た事ある気がするが、知らない若者ばかりだ。 

     占い師として、若者に夢と希望を持って生きていくよう指導しなければならぬ。 ワシは反面教師のようだが、立派に生きる目標の励みにならなくてはいけないと思った。 しかし、タカ爺は突然ハッとして紫の布をさっと水晶玉にかぶせた。 あの若者とワシとの関係はなんじゃ。 若い頃遊びすぎたかな、と不可解な気がして一瞬ヒヤリとするのであった。

タカ爺の墓参り

     占いの仕事をしていると、人間の一生を考えさせられる。 産まれては死に、死んでは産まれる。 いつになく花と線香を持って墓参りに出かけるタカ爺であった。 墓場へ来ると、昔風の男の子がいた。 何も話さないが相手の言いたいことは不思議と伝わってくる。 そこに住みついている霊だ。 小さい子供なので怖くはなかった。8 


     タカ爺は「成仏するのじゃぞ」と言うと、その子は占いの手伝いをすると訴えている雰囲気と態度だった。 どうやら霊能力で教えてくれるみたいだ。 それは占いにもってこいであるが相手は幽霊なのでタカ爺は戸惑った。 「好きなようにして良いが、良い子でいておくれ」と言うと、子供は解っているというしぐさをしてそこにたたずんでいた。 タカ爺が供養の墓参りを済ませると、さっきの子は消えていていた。 359


     タカ爺は子供の事など忘れて家に帰り、いつもの通り占いの仕事を始めると客が来た。 「結婚はいつ頃?」と時かれた瞬間、あの子が客の後に現れ、左手で2本指、右手で5本指を順番に出す。 「子供は何人?」の質問に少年は2本指を出す。 質問に対して人差し指と親指で円を描いたり、両手で人差し指を賭け合わせてバツを示したりする。 身振りをしなくても伝わるので、そこまでしなくても良いのだがなんでも教えてくれる。 61222


     タカ爺はできすぎるほど調子の良い話しだと思っていると、「僕の好物は油揚げだよ。 おじいちゃん、油揚げおくれよ」と訴えている気がした。 ああ、やっぱり。 タカ爺は「油揚げで済むとは思っておらん。 山里へお帰り」と握りこぶしで厳しい口調で言うのであった。 287

バスの中

     タカ爺は乗ったバスはそれほど混んでいなかった。 座れそうな席が幾つかあり、奥の二人掛けの席に座ろうとした。 空いているのは窓側で、通路側には鮮やかなすがすがしい檸檬色のポロシャツを着た若者がうつむきかげんに座っていた。 104


     「済みません」といってタカ爺は中へ入れさせてもらおうとすると、青年は「済みません」と言って足を横にしてタカ爺を通してくれた。  フカフカした肉付きの良い人だ。 座って暫くすると急ブレーキがかかり、タカ爺は「あっ!」と自然に声を漏らし前に傾くと、同様に若者も「あっ!」と言って前かがみになった。105


     「はぁ」とタカ爺がため息をつくと、若者もため息をついていた。 まもなく、タカ爺が降りる停留所に来たので「失礼します」と言って席から出ようと立ち上がると、若者も同様の言葉を繰り返して通してくれた。 その時タカ爺は初めて若者の顔を見たが、髪はチャパツというか金髪に近い色で部分的に赤や青のメッシュを入れており片耳には大きな輪のイヤリングをしていた。 364


     彼は日本人で外国人ではないのは誰でもわかる。 髪の色合いがまぶしいくらいの派手な配色の上、はっきりした目鼻立ちが何処かで見たような気がするが、おとなしそうな人である。 タカ爺は、やっとわかった。 どうも同じ言葉が繰り返されるわけだ。 全てオウム返しに言う理由がわかった。 「新人類は大きなオウムタイプに変わったのじゃ」。 521

お手並み拝見

     政治家も占いで見てもらう事があるという話しは聞く。 残念ながら、タカ爺を頼って有名人が押し寄せるということはない。 ある時二人連れの男が通りかかり、一人が「遠山さん、占ってもらってみては?」ともう一人に低い声で言った。 どちらも重圧感のある中年男でガッチリした体格であった。 遠山氏は、黙ってうなずくと、タカ爺の前に座った。 17


     その重苦しさは、結婚や仕事を占って貰う感じではない。 金銭的苦労と云う感じもしなかった。 男は口が重いようで、何を占って欲しいかは言わず黙って手を出した。 「将来を見ましょうか?」と、タカ爺は言った。 黙ってうなずく男の手を見て、びっくり。 タカ爺は、♪あなたが噛んだ、小指が痛い。 昨日の夜の小指が痛い♪という「小指の思い出」を口ずさみそうになって辞めた。 小指がなかったからである。 31


     まさか彼女に食いちぎられたのではないだろう。 驚きを隠しながらの占いの結果、非常に言い難い事であったが正直に言うべきだと思った。 「追って沙汰があるので、神妙に裁きを受けよ」というような意味合いの事を言った。 すると男は、椅子から腰を浮かしたかと思うと開襟シャツのボタンを幾つか外し、片方の肩を出した。 「ああっ!」刺青なんかしている。 タカ爺は息を呑んだ。 26


     龍の刺青どころか、たくさんの小さなハローキティがガチャガチャしている。 良く見るとそれは桜吹雪であった。 現代版遠山桜か・・・ その桜吹雪に、覚えがないとは言えない。 まさか裁かれるのではなく、裁く人ではないだろうなとタカ爺は思ったが、どうしてこんなに身体から力が抜けるだ。 117

タカ爺のつぶやき

     日光猿軍団は、人気がある。 面白い演芸を見せ良くなついていて、可愛く賢い。 ところがずっと山にいた猿が町に出てきて住民は被害を受けるような時代になった。 被害もさる事ながら、本来のボス猿を中心とした集団行動が出来なくなっているらしい。 322


     山奥にいたクマが住宅地に現れ、住民を脅かしているニュースも珍しくなくなった。 クラゲの異常発生も同様、これに似た話しはいくらでもある。 全て人間のやった環境破壊のせいである。 タカ爺は食べ物を奪おうとする猿を集めて、果物を取ってこさせる猿軍団を結成させた方が早いのではないかと思ったくらいだ。 日光猿軍団のように芸を仕込むよりずっと楽なのは確かだ。 33


     食べ物に不自由しなければ、猿は異常に繁殖する。 日本は子供の人数が減りつづけ人工減少に歯止めがかからない深刻な状態である。 日本の子供は大切に育てられ、逞しくというよりひ弱になっている。 猿が増えて人間が減るこの日本は、猿の惑星ならぬ繁殖力の強い生き物の島になる。 猿の中から2足歩行を始める者が現れるなんて云うことになるのではないかと、一瞬ギクリとしたが、大丈夫とすぐに胸をなでおろした。283


     日本にはヤマンバがいる。 昔話のヤマンバは、獲物を取って山の中で生きてゆくことができるはず。 「物語のヤマンバは人を食うので、猿も簡単に食べるじゃろう。  現在はガングロ・ヤマンバやオギャルと云う人種がいるのを忘れておった。 彼らが進化して逞しく猿と共存していくのじゃ」 一人納得するタカ爺であった。 327

カンコウ草(エバーライフ)

     昇る太陽、沈む太陽、人は何故太陽を拝むのだろうか。 太陽と水のおかげて成り立っていられるからか。 タカ爺は家庭菜園をしながらそんなことを思った。 文明が起き文化が栄えるが、独特の文化があって当然だ。 太陽の暖かさと植物の成長。 雨乞いの踊りがあるのも解る。 収穫を祝う祭りが起きるのが解る。 飢饉で苦しんだ大昔を想像するといけにえを捧げる風習が解る気がする。22


       幻の植物カンコウ草は、四川省の奥地のごく限られた地域だけに自生し7月から10月に花を咲かせて実を結び秋の終わりに収穫される。 じつはこの地方羅江村は強い酒の産地であり、村人はこのお酒を良く飲むとの事だ。 それなのに肝臓が悪い人はほとんどいない。なぜなら、村人はいつもカンコウ草を飲んでいるからだそうだ。 良い話しではないか、とタカ爺は思った。91


      貴重な天然植物、カンコウ草にはポリフェノールの一種であるケルセチンが含まれている。 ケルセチンを多く含む玉葱を食べると「ケルセチン」をとることができる。 カンコウ草は、玉葱やほうれん草ケールや緑茶に含まれるポリフェノールの一種も含まれている。 タカ爺はこれは参考になると、思いながら特殊な水をやり植物の成長を願うのだった。442


     タカ爺はいつものように、木の葉がそよぎ新緑の若葉を気遣い、引き寄せられるように庭に出て降り注ぐ太陽の光を浴びる葉を、入念に観察した。 そこへ僅かな物音がして、誰かが隠れたようだが・・・媚薬の開発にいそしむタカ爺は、この薬草とタカ爺自身がペロリン人に狙われているのであった。 271


<a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=15Z5RM+DODI2A+162Q+BWVTE" target="_blank">カンコウ草</a>

人生観

     占いといえば、霊や前世、運命、宗教的発想などの話しが結びついてくる。 しかしタカ爺は、虫の知らせを頼りに占いをしているので、地獄だとかあの世だとか云うことはあまり考えない。 そこがタカ爺の特異なところである。 ちょっとくらいの事で地獄へ行くとか、良心が痛むなどと思っていたらこのようにはなっていなかった。 たたきゃ埃の出る身体を、たたいて埃を出しフケまで飛ばす勢いのタカ爺である。456


     死後の世界に関してはホントの事は誰も知らないという考えでいる。 実はタカ爺は、子供時代一度あの世に行きかかり、三途の川を渡らずにこの世へ戻ってきた思い出がある。 生死をさまよう時は、能にあらかじめ情報がインプットされているという話しだが・・・ その時の情景を思い出して、生きている間は元気で居たいと願うタカ爺である。 歳をとって、頭と身体の不自由には誰でも耐え難い不安がある。385


     タカ爺はあの世へ行って、行かなくても良いが、いずれ行くのだから幾つになっても人生を楽しめば良いという、通常の日本人の価値観と違っていた。 タカ爺は、うまい話しなどないと思っている。 彼なりに占いをして思う事は、なんの努力もしないで幸運を掴もうとするのは虫が良すぎると悟る今日この頃だ。 462


     タカ爺は「脳力開発プログラム教材」を揃え、やってみて思った。 ワシもボケないよう努力しよう。 思考力、判断力、想像力などは、わしの脳はなかなかじゃ。 歳をとっても、想像力は誰にも負けてはいないつもりじゃ。 その上、群を抜いた観察力! 特に女性の観察力は鋭く研ぎ澄まされている。 計算と記憶の能力はあまり自身がないが・・・ 神か仏か知らないが何か大きな力がわしをこのようにさせるのじゃ。 なんたってこの世が一番良いに決まっておる。 前世で不充分な事を現世で実現していると考え、能と精神力を鍛えながら単純にタカ爺は笑った。


タカ爺のCM 
<a href="http://www.nou-training.com/">脳のトレーニング.com</a><br>
「脳のトレーニング.com」サイトは、参考になるぞ。 誰でも試してみたくなるほど興味深いものじゃ。 老いに対する恐怖におののいてばかりいるのでなく、楽しめるのがなにより。 学習方法を学ぶ為にも参考になる。 誰でも頭は良くなりたいから、若者は特に記憶能力を高めたいと願うのは当然じゃ。 能は未知数で可能性が多いのじゃ。

病気と保険

     占いといえども客商売。 タカ爺は健康に気遣いながら生活習慣に気を配るようにしている。 ところが、奇病にかかったのではないか。 どうも体調がおかしい。 妊婦でもないのに、吐き気がする。 重苦しくやる気が出ない。 それも、あの墓参り以来だ。 こんな時、深く考えず紹介されるままに入っていた保険があるが、有効だろうか? 健康だと忘れがちだが見直しが必要かも知れぬ・・・ たしかネットで相談を受ける事が出来るのじゃが・・・ 10


     タカ爺は気分の悪さに藁をもすがる思いだ。 家のなかで心霊現象が起きている。 人だまが度々現れるようになったのだ。 まだ、ワシのそばに居るつもりだな。 霊の言いなりになったら、これ幸いにと何か要求されては困る。 タカ爺は恐ろしいが、なんとかして付きまとう霊を追い払いたい。 26


     人だまは、鬼火、狐火と言うではないか。 火の玉がユラユラしたので、あの霊がまだ居るのだと思った。 ライター代わりに使ってやれと、さっと煙草を人だまの方に差出して火をつけた。 そして、思いっきり吸って煙を吐きつけてみた。 しかし、消えたかと思うとまた現れる。 相手が霊では、このような小手先の嫌がらせでどうなるわけではない。 どうして成仏できないのだ。40 


     ついに観念して、火の玉に向かってタカ爺は「もっとそばに来て、じっとしておるのじゃ。 このワシが救ってやることにしよう」と言った。 こうなったら、お互いが救われるのが一番。 「ヨシヨシ、成仏させてやるからな」タカ爺は、筆を出して写経し始めた。 電気もつけずに、蛍の光ならぬ、火の玉の明かりを頼りに。41 


タカ爺のCM  <a href="http://hoken-mammoth.jp/">生命保険の見直し相談の保険マンモス</a> はネット上にある無料相談の活用じゃが、実におすすめじゃ。 保険マンモスは、分かり辛い保険のしくみを分かり易く解説し、無料で相談に乗ってくれるプロを紹介するサイト じゃ。 見直しして節約にも役立つので参考にしてみると良いと思っておる。 

プロフィール

マドンナお吟

Author:マドンナお吟
年齢不詳で正体不明

フリーエリア
クリックしてね!

リンク
最新の記事
 
RSSフィード
FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

FC2カウンター
FC2アフィリエイト
FC2BLOG
最近のトラックバック
過去ログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。